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怪談 (1965年の映画)
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怪談 (1965年の映画) : ミニ英和和英辞書
怪談 (1965年の映画)[かいだん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [かい]
 【名詞】 1. mystery 2. wonder
怪談 : [かいだん]
 【名詞】 1. ghost story 
: [ねん, とし]
  1. (n-adv,n) year 2. age 
映画 : [えいが]
 【名詞】 1. movie 2. film 
: [かく, が]
 【名詞】 1. stroke 

怪談 (1965年の映画) : ウィキペディア日本語版
怪談 (1965年の映画)[かいだん]

怪談』(かいだん、英題:''Kwaidan'')は、1965年(昭和40年)公開の日本映画である。文芸プロダクションにんじんくらぶ製作、東宝配給。監督は小林正樹カラー東宝スコープ、183分。
小泉八雲原作の『怪談』に収録されている「黒髪」「雪女」「耳無芳一の話」「茶碗の中」の4つの怪談話を映画化したオムニバス作品。構想に10年を要し、9ヶ月の撮影期間と多額の予算をかけて製作された。1964年(昭和39年)12月29日東京有楽座で先行公開され、1965年(昭和40年)1月から一般公開された。第18回カンヌ国際映画祭審査員特別賞を受賞。
国内では183分の完全版で上映されたが、カンヌ国際映画祭では161分に編集して公開された。その後183分の原版のフィルムが紛失したため、161分のバージョンが出回っていた。やがて原版が発見され、修復を経て2003年(平成15年)に東宝からオリジナル完全版のDVDが発売された。
== あらすじ ==
;黒髪
昔の京都。貧しかった武士の男は、妻を捨てて遠い任地に向かい、良い家柄の娘と結婚する。しかし、その娘はわがままで冷酷な女だった。男はいつも前の妻のことを思い出し、自分の身勝手さを反省した。やがて任期がを終えて京にもどった男は妻のいる家に向かうが、そこには機織をしている妻の姿があった。男は今までの自分を詫び、妻をいたわり、一夜を共にするが、夜が明け男が目を覚ますと横に長い黒髪があった。それは妻の髑髏の頭から生えていた。
;雪女
武蔵国の巳之吉は、茂作と森へ薪を取りに行くが吹雪にあい、森の中の山小屋に一泊することになった。その夜、巳之吉は白い着物姿の女を目撃する。女は茂作に白い息を吐いて凍死させ、巳之吉に「今夜見たことを誰にも話してはいけない。もし話したらお前を殺す」と言って小屋から消えた。一年後、森へ薪を取りに行った巳之吉は、その帰り道で若くて美しいお雪という女性に出会い、彼女と結婚し3人の子宝に恵まれた。村の女たちからも羨ましがられて幸せに暮らしていたある吹雪の夜、巳之吉はお雪の顔を見て、ふと10年前に山小屋で会った雪女のことを面白可笑しく話し出してしまう。戸惑いながらも話を聞き終えたお雪は「その女は私。さても子らを不幸せにすれば命は無いものを・・・・」と、言い残して吹雪の中へ消えていった。
;耳無芳一の話・・・
盲目の琵琶法師の芳一は、ある夜、彼の前に現れた甲冑姿の男に「高貴な人に琵琶を聴かせるために迎えに来た」と言われ、ある場所に連れていかれる。芳一はそこで『平家物語』の壇ノ浦の合戦のところを琵琶で奏でて唄う。それから武士は毎晩芳一を迎えに来、芳一も繰り返し琵琶を奏でるのだった。寺の住職は毎晩どこかに出かける芳一を心配して寺男の矢作と松造に芳一の後をつけさせる。その夜、芳一の後をつけた寺男が見たのは、人魂が飛び交う平家の墓場の前で琵琶を奏でる彼の姿だった。住職は平家の怨霊に取り憑かれた芳一の体全部に般若心経を書きつける。その夜、いつものように芳一を迎えに来た武士は何度も芳一の名を呼ぶが、返事がない。しかし、空中に耳が二つ浮かんでいたのでその耳を引きちぎって持って帰っていった。両耳を押さえ悶絶する芳一。住職は芳一の耳にだけお経を書くのを忘れていたのである。その後芳一は耳無芳一と呼ばれ、その名声は遠方まで聞こえたという。
;茶碗の中
中川佐渡守の家臣の関内は、年始廻りの途中、茶店で水を飲もうと茶碗に水を汲み、顔を近づけるが、茶碗の水に見知らぬ男の顔が映っているのに気付く。水を入れ替えたり茶碗を変えたりしても同じ男の顔が映っていた。結局彼は男の顔が映った水を飲み干した。その夜、夜勤している関内のもとに式部平内と名乗る一人の若侍が現れる。その男は昼間茶碗の中に現われた男だった。関内は彼を斬りつけるが消えてしまった。屋敷に戻った関内は三人の侍の来訪を受ける。平内の家臣と称する三人は「主人があなたに斬られて療養中である。来月十六日に必ず恨みを果たしに来る」と言った。関内は三人に斬りつけるのだった……。

この物語は、明治32年(1899年)、作家が結末のない奇怪な物語として書いたものである。作家のもとに版元が訪ねる。おかみさんは作家を探すがどこにもいなかった。版元は作家の書きかけの原稿を手にした。『人の魂を飲んだ者の末路は……』そのとき、おかみさんが水瓶を指さして悲鳴を上げた。版元も水瓶に近づくと、水瓶の中に作者が映り、手招きをしていたのである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「怪談 (1965年の映画)」の詳細全文を読む




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